いきなりですが、質問です。
「あなたの遺伝子って、どこから来たと思いますか?」
たぶん9割の人が「そりゃ親からでしょ」と答えると思います。私もずっとそう思っていました。
ところが調べてみると、これが全然それだけじゃなかったんです。大昔のウイルスとか、もともと細菌だった何かとか、もう絶滅した別の人類とか……。私たちのDNAには、想像の斜め上をいく「同居人」がたくさん住んでいました。
今回は、知ったときに思わず「え、マジで?」と声が出たものを8つ選んで紹介します。最後に、自分のルーツを実際に調べる方法も書いておくので、気になった方はぜひ最後までどうぞ。
先に答えを言っちゃうと「親だけじゃない」
もったいぶっても仕方ないので、先に答えを書いてしまいます。
あなたの遺伝子は、親から受け継いだものだけでできているわけではありません。ウイルスの残骸、元・細菌のDNA、絶滅した人類の遺伝子、そして親すら持っていなかった「あなただけの変化」。そういうものが、何十万年もかけてごちゃっと混ざり合っています。
言ってみれば、人類の歴史のツギハギでできたパッチワークみたいなものです。しかもそのパッチワークの柄は、世界に一つしかありません。ちょっとロマンがありませんか?
あなたのDNAに住んでいる「意外な同居人」8選
① 実はウイルスでできている部分がある(約8%)
いきなりちょっと怖い話からいきます。
人間のゲノムの約8%は、大昔のご先祖様に感染したウイルスの残骸だと言われています。ウイルスの遺伝子が卵子や精子の元になる細胞に入り込んで、そのまま何百万年も代々受け継がれてきたんですね。
「え、じゃあ体に悪いんじゃ……」と思いきや、これがむしろ役に立っているから面白いところ。お腹の赤ちゃんを育てる胎盤を作るのに必要な「シンシチン」という遺伝子は、もともとウイルスの遺伝子を流用したものだと考えられています。
もしご先祖様がそのウイルスに感染していなかったら、私たちは今みたいにお腹の中で赤ちゃんを育てられなかったかもしれない。ウイルス、恩人説です。
② DNAの半分くらいは「コピペ」の山
ゲノムの中には、自分で自分をコピーして、別の場所にペタッと貼り付けて増えていく配列があります。「トランスポゾン(動く遺伝子)」と呼ばれるもので、その仲間がゲノム全体の約45%を占めています。
じゃあ「体の設計図」として働く、いわゆるちゃんとした遺伝子はどれくらいかというと……2%もないそうです。
残りの大部分は、長い時間をかけて増えたコピペの積み重ね。人間の設計図、思っていたよりだいぶ散らかっていました。
③ 細胞の中に「元・別の生き物」が住んでいる
学校の理科で「ミトコンドリアは細胞のエネルギー工場」と習った方も多いと思います。このミトコンドリア、実はもともと独立した細菌だったと考えられています。
はるか昔、別の細胞に取り込まれて、そのまま居ついてしまった。いわば同居から始まって、いつの間にか家族になったような存在です。
その名残で、ミトコンドリアは今でも自分専用のDNAを持っています。そしてこのDNA、ほぼお母さんからしか受け継がれません。だから母方の家系を何万年もさかのぼる手がかりになるんです(この話、あとでもう一回出てきます)。
④ ネアンデルタール人の血が混ざっている
教科書に出てくるネアンデルタール人。あれ、私たちとは関係ない「昔の人」だと思っていませんか?
実はホモ・サピエンスは、ネアンデルタール人やデニソワ人といった別の人類と出会って、子どもを残していました。アフリカ以外にルーツを持つ人なら、ネアンデルタール人由来のDNAを1〜2%くらい持っているとされます。日本人も例外ではありません。
もっとすごい例もあります。チベットの人たちが空気の薄い高地でも平気で暮らせるのは、デニソワ人から受け継いだとされる「EPAS1」という遺伝子のおかげだと考えられているんです。絶滅した人類の遺伝子が、今も誰かの体を助けている。これ、かなりグッときませんか。
⑤ 日本人は「3つのグループ」のミックス
昔は「日本人は縄文人と弥生人の混血」と習いました。私もそう覚えていました。
でも最近は古代人のDNA解析が進んで、縄文系、北東アジア系、それから古墳時代に大陸から渡ってきた東アジア系、という3つのグループが混ざってできたという説が注目されています。
本土の日本人が持つ縄文系の要素は、だいたい1〜2割くらいと見積もられています(地域によって差があります)。つまりあなたの中にも、1万年以上前に土器を作っていた縄文人の血が、ちょっとだけ流れているかもしれないわけです。
⑥ ご先祖様の大半から、実は何ももらっていない
これが個人的にいちばん衝撃でした。
親は2人、祖父母は4人……と数えていくと、10代前のご先祖様は1,024人になります。でもDNAは世代ごとにランダムで半分ずつしか受け継がれないので、その1,024人のうち、かなりの人のDNAはあなたに1ミリも残っていないと考えられています。
家系図ではつながっているのに、遺伝子ではつながっていない。「家系図のご先祖様」と「遺伝子のご先祖様」は別物なんですね。お墓参りのとき、ちょっと複雑な気持ちになりそうです。
⑦ 親も持っていない「あなただけの遺伝子」がある
人は生まれたとき、両親のどちらも持っていない新しい遺伝子の変化を、だいたい40〜70個くらい持っていると言われています。
その多くはお父さん側で起きたもので、お父さんの年齢が上がるほど増える傾向があるそうです。
つまりあなたの遺伝子には、人類の長い歴史の中で、まだ誰も持っていなかった「オリジナルの書き換え」が入っているということ。ちょっと誇らしくなりませんか?
⑧ お母さんの細胞が、今も体の中にいるかも
最後はちょっとほっこりする話で締めます。
お母さんのお腹の中にいたとき、お母さんと赤ちゃんの間では、ほんの少しだけ細胞が行き来しています。その細胞が、生まれたあとも何十年もお互いの体に残ることがあるんです。「マイクロキメリズム」と呼ばれる現象です。
あなたの体のどこかで、お母さんの細胞が今も生きているかもしれない。そしてお母さんの体の中にも、あなたの細胞がまだ残っているかもしれない。そう思うと、なんだか不思議な気持ちになります。
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で、自分のルーツって調べられるの?
ここまで読んで「じゃあ自分のご先祖様はどこから来たんだろう」と気になってきた方、いると思います。私はめちゃくちゃ気になりました。
実はこれ、今は自宅で唾液を送るだけで調べられるんです。
ここで③のミトコンドリアの話が出てきます。ミトコンドリアのDNAはお母さんからほぼそのまま受け継がれるので、その「型」を調べると、母方のご先祖様がどの系統なのかがわかります。この系統のことを「ハプログループ」と呼びます。
ハプログループごとに、数万年前にどこで生まれて、どんなルートで移動してきたのかがある程度わかっています。日本人によくあるタイプもあれば、かなり珍しいタイプもあるそうです。
自分のお母さんの、そのまたお母さんの……とさかのぼった先の旅路が見られる。そう考えると、ちょっとワクワクしませんか。
ルーツも体質も一気にわかる「chatGENE Pro」
いろいろ調べた中で「これは面白そう」と思ったのが、遺伝子検査キットの「chatGENE Pro(チャットジーンプロ)」です。
ルーツだけじゃなく、体質や病気のなりやすさ、性格の傾向まで、全部で500項目も調べてくれます。せっかく唾液を送るなら、ついでにいろいろわかったほうがお得ですよね。
ざっくりまとめるとこんな感じです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 検査項目数 | 500項目 |
| わかること | 祖先のルーツ(ミトコンドリアDNAのハプログループ)、疾患リスク、体質(食・運動・肌)、栄養素、ダイエット傾向、性格傾向(Big5) |
| 検査方法 | 自宅で唾液をとってポストに入れるだけ |
| 結果が出るまで | 唾液が届いてから3〜4週間 |
| 結果の見方 | Webのマイページで見る(紙の郵送はなし) |
| 価格 | 通常25,300円(税込)→ セール中16,500円(税込)・送料無料 |
| 支払い方法 | クレカ、Amazon Pay、PayPay、キャリア決済(docomo・SoftBank)、GMO後払い |
※価格はこの記事を書いた時点のものです。セールはいつ終わるかわからないので、最新の価格は公式サイトで確認してください。
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母方のご先祖様の「旅のルート」が見られる
私がいちばん惹かれたのはここです。chatGENE Proの祖先解析は、まさにさっき書いたミトコンドリアDNAを使ってハプログループを判定してくれます。
母方のご先祖様がどこで生まれて、どうやって日本までたどり着いたのか。教科書の中の話だった人類の移動が、急に「自分ごと」になる感じがたまりません。
わからないことはAIに聞ける
正直、500項目もあると全部読むのは大変そうです。でもchatGENE Proには「チャットジーニー」というAI機能がついていて、自分の結果について気になることをチャットで質問できます。「結局、私は何に気をつければいいの?」みたいなざっくりした質問ができるのは助かりますね。
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こんな人には刺さると思う
- 自分のご先祖様がどこから来たのか、純粋に知ってみたい人
- どうせ調べるなら、体質や病気のリスクもまとめて知っておきたい人
- ダイエットや肌ケアを「自分に合うやり方」で見直すきっかけがほしい人
- 家族やパートナーと結果を見せ合って盛り上がりたい人
16,500円は気軽に払える金額ではないですが、遺伝子は基本的に一生変わらないので、検査は人生で一回やれば十分です。そう考えると、ちょっと奮発してみるのもアリかなと思います。
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申し込む前に、これだけは知っておいてほしい
楽しい話ばかりしてきましたが、遺伝子検査には注意点もあります。ここはちゃんと書いておきます。
まず、これは病気の診断ではありません。わかるのはあくまで「統計的にこういう傾向がある」という情報です。リスクが高めと出ても、病気になると決まったわけではないし、低めと出ても安心しきっていいわけでもありません。気になる結果があったら、お医者さんに相談するのがいちばんです。
次に、わかるルーツは母方の一本の系統だけです。⑥で書いたとおり、あなたのご先祖様は他にも山ほどいます。なので「自分のルーツのすべて」ではなく、「たくさんある旅路のうちの一本」として楽しむくらいがちょうどいいと思います。
それから細かいところですが、
- 18歳未満の人は検査を受けられません
- 家族やパートナーにプレゼントするなら、必ず本人の同意をとってから(遺伝子は究極の個人情報なので)
- キットの外装フィルムを開けたら返品できません
- キットは注文してから3か月以内に使う必要があります
このあたりも頭に入れておくと安心です。
おわりに
「遺伝子は親からもらうもの」。それ自体は間違いじゃないけれど、さかのぼっていくと、ウイルスも細菌も、ネアンデルタール人も縄文人も、みんな少しずつ関わっていました。
今これを読んでいるあなたは、そういう何万年分ものバトンを受け取った、いちばん新しいランナーです。そう思うと、なんだか自分のことがちょっと面白く見えてきませんか。
もし「自分のバトンはどこから来たんだろう」と気になったら、一度調べてみるのも楽しいと思います。
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※記事中の数字は研究によって幅があるので、代表的な値を「約」「くらい」で紹介しています。
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